野生動物は、距離をとって、彼らの自然な生き生きとした姿を楽しみましょう。不適切な距離は、野生動物が警戒したり、逃げたり、時には攻撃されることもあります。大人数は、野生動物に与えるストレスも大きくなります。できる限り少人数で行くか、大きなグループの場合、少人数に分けて観察しましょう。

早く大きな動き、大きな音は、動物にストレスを与えます。静かに移動し、動物を追いかけたり、逃げ出させたりしないようにしましょう(一つの例外として、クマは、脅かせない程度に音を立てて人間の存在を気づかせます)。極端に暑かったり、寒かったりする環境で、野外動物の生態を乱すことは、大きなダメージを与えることがあります。動物に触れずに、近づきすぎずに、餌を与えたり、餌を採ったりしないでください。

病気や怪我をした野生動物は、あなたに攻撃する可能性があります。人間に手当をされた野生動物は、群れに戻れなくなることもあります。もし怪我をしている動物を見つけたら、猟区管理者に通知してください。

水源は、野生動物にとっても重要な生息スペースです。動物が自由に水場にアクセスできるように、テントサイトは水源から60m以上離しましょう。砂漠の動物は、一般的には夜活動するので、夜に水場に行くことは避けましょう。砂漠では野生動物にとっても水の確保は死活問題です。水質の汚染は彼らの致命的なダメージを与えますので、水質の変化には最新の注意を払いましょう。

十分な距離をとって野生動物を観察し、動物に広い生息域を与え、食料を動物から隔離し、食べものや食べかすを持ち帰ることで、野生動物は生き生きとした姿を見せてくれます。

LNT原則7 他のビジターへの配慮