適切な計画と準備は、環境へのダメージを最小限にし、安全で快適に旅行の目的を達成することを助けます。準備不足は、時には事故や、環境や文化財へのダメージにもつながります。

なぜ計画が重要か?

・グループや個人の安全を維持します。
・LNTを実践でき、環境へのダメージを最小限にします。
・安全に快適に旅行の目的を達成します。
・旅行の達成感を味わい、環境について向学心を高めます。

事前の計画7つのポイント

・旅行の計画を立てましょう。
・旅行に必要なスキルを身につけましょう。
・目的地の情報を入手しましょう。
・快適、安全、環境に配慮した装備、服装を選びましょう。
・旅行の目的、スキルに応じた活動を選びましょう。
・次回に備え、旅行の行動記録をつけましょう。
・持ち込むゴミを最小限にしましょう。

その他のポイント

・天気
・地形
・規則/制限
・個人の所有地
・グループの体力
・グループの人数
・食料

ワンポットミール(鍋一つでできる料理)やトレイルフードは、準備の時間を削減し、荷物を軽くし、ゴミを減らします。ワンポットミールは、調理器具を最小限にし、燃料の節約にもなります。調理の計画がある時はストーブを携帯しましょう。

ほとんどの食料は、出発前に、包装紙をとって、ジップロックなどにまとめましょう。ジップロックは、食料を保護し、食料の量を減らします。空になったジップロックは、家に持ち帰り、再利用します。この方法により、旅行の後半のゴミの量を最小限にし、ゴミを負担なく家に持ち帰ることができます。

準備不足の結果…

現地の地形に不慣れであると、鉄砲水の可能性のある地形や、落雷の可能性のある尾根などを選択することで、メンバーを危険にさらすことがあります。乾燥地帯を旅行するときに、十分な水や、水を浄化する道具を持っていかず、脱水症のリスクにさらされます。現地の土地管理に確認し、地形や天候を調べることで、旅行のリスクを減らすことができます。

焚き火は環境に与えるダメージが最も大きい行為の一つです。焚き火のインパクトは、環境に長い間ダメージを残します。焚き火の計画がある時は、焚き火台などを準備しましょう。焚き火台があったとしても、焚き火の禁止エリアで焚き火を行うことはできません。ルールを無視した焚き火は、山火事など、環境に取り返しのつかないダメージを与えることになります。

計画を立てずに旅行を行うと、目的の達成を難しくします。トレイルが長すぎるか、地形が険しすぎるとこにより、目的地に夜遅くに到着したり、時には途中でキャンプをすることになるかもしれません。緊急のキャンプは、装備を無駄にしたり、環境にダメージを与える可能性を高くします。時には、途中で旅行を中止せざるを得ないかもしれません。

LNT原則2 影響の少ない場所での活動