新型コロナウィルスは、私たちの社会、生活を一変させました。LNTセンターは、アメリカの疾病予防センターの基準に基づき、アウトドアでの感染予防の指針を作成しました。LNTJでもこの指針に基づき、自然を愛し、安全を守る仲間たちと共に、環境、地域社会、医療機関にダメージを与えずに、ウィルスとの共存を図り、アウトドア活動を支援していきます。LNTの指針を取り入れて、アウトドアで会いましょう。
共同声明:Leave No Trace Japan/Wilderness Education Association Japan/Wilderness Risk Management Japan
原則1 事前にあなたの居住地と目的地の情報を調べよう
各地の公園、トレイル、ビーチが再開される中、アウトドアに出かけても良いか不安に思うかもしれません。感染のリスクは、あなたの居住地の感染しやすさ、旅行先の感染状況、目的地の混雑の程度などの影響を受けます。出かける前に、あなたの住んでいる地域と目的地のガイドラインを確認しましょう。出かけるときには、マスクを持参し、人と人との距離を保ちましょう。
原則2 利用制限に備えよう
多くの施設が、利用を制限したり、閉鎖していることが予想されます。そのため、水道、トイレ、キャンプ場、売店など利用できない可能性もあります。必要な水、食料、トイレットペーパー、消毒薬、ゴミ袋を持参しましょう。出かける前に、アウトドアでの正しいトイレの仕方を学びましょう。
原則3 すべてのゴミは持ち帰ろう
多くの公園で、サービスが限られているため、ゴミ箱やリサイクルゴミの回収箱が交換されないこともあります。もし、ゴミ箱からゴミが溢れ出すと、野生動物にダメージを及ぼす可能性があります。たとえゴミ箱があっても、ゴミやリサイクル可能なものは、すべて家に持ち帰り、自分の家で処理ましょう。
原則4 混雑する場所と時間を避けよう
混雑する公園、トレイル、ビーチを避け、人と人との距離を保ちましょう。人気の場所に集まるのではなく、静かな場所に、混雑する時間帯を避けて行きましょう。グループの人数もできる限り少なくし、目的地のガイドラインに従いましょう。
原則5 いつもより慎重に行動しよう
アウトドアの事故は、医療機関が逼迫している地域では、救助隊と医療従事者に大きな負担を与えます。できる限り、慣れ親しんだ場所や活動を選択し、いつもよりも活動の安全性を高めましょう。
原則6 リーブノートレイスも忘れずに
コロナの時代でも、リーブノートレイスの7原則に基づいて行動しましょう。アウトドアの管理やサービスに制限がある今、今まで以上に自立して行動しなければなりません。万が一に備えた準備、トレイルを外さない、すべてのゴミの持ち帰り、史跡に触れない、焚き火の最小限の使用、野生動物との安全な距離など、環境と社会に与えるインパクトを最小限にしましょう。
原則7 他のビジターに配慮し公園スタッフに感謝しよう
他のビジターと十分な距離を保ち、アウトドアを共有しましょう。みなさんの感染予防のために働いてくれている公園スタッフに感謝しましょう。みなさんがこれらの行動指針を取り入れることが、公園スタッフを助け、アウトドアを守ることにつながります。