原則7 他のビジターへの配慮

 豊かな自然にはたくさんの人が訪れ、その豊かな自然はすべての人のために平等にあります。野外活動に参加する人たちは、異なった目的、異なった活動、異なった価値観をもっています。自分にとっての楽しさは、他の人にとっての楽しさではない場合もあります。あなたのその行動は、他の人たちの体験に影響を与えていませんか?自然の魅力を奪っていませんか?一度立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。他のビジターの体験の質を保つことで、他のビジターも私たちの体験にも配慮してくれるようになります。

 自然の中に旅行しに来たら、せっかくですから自分の落ち着いた雰囲気で楽しみたいものですよね。しかし、シーズン中や連休中の旅行は、環境に大きな負荷を与えるだけでなく、貴重な自然体験の機会を減少させる可能性があります。よりゆったりとした時間を過ごすためにも、なるべく週末や連休中などの日程を避け、オフシーズンでの旅行を計画すると良いでしょう。

 自然の中を、自然そのものの音を聞きながら楽しむビジターもいれば、音楽やラジオを流しながら歩くビジターもいるし、デバイスで画像を収集するハイテクなビジターもいれば、ガジェットの使用を最小限に抑えて自然を楽しむビジターもいます。自然を楽しむ人々には、それぞれ異なる目的や価値観があります。自分のアウトドアの楽しみ方が、他のビジターの楽しみ方にどのように影響を与えているのかを十分に検討してみましょう。

 狭いトレイルでのすれ違いの基本は「登り優先」です。下山しているハイカーはできる限り山側に寄り、登りのハイカーに道を譲りましょう。また、グループによってハイキングペースも異なります。後続のグループに追いつかれた時も道を譲り、後続のグループに先に行ってもらうようにしましょう。言うまでもなく、挨拶は基本中の基本です。自然を楽しむ仲間です。すれ違う際にはお互い挨拶ができると気持ちがいいですね。

Author: わ か

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