原則6 野生動物の尊重

 野生動物との遭遇も、野外旅行の魅力の1つですね。観察を通して野生動物について学ぶことができるだけでなく、活き活きとした野生動物の姿は、大切な旅の思い出となるでしょう。ところが、私たちが間違った行動をとると、野生動物を警戒させ、遭遇のチャンスを少なくしたり、時にはトラブルの原因となることもあります。野生動物は遠く離れたところから観察して、動物たちが怖がったり逃げたりしないようにします。 大規模なグループになってしまう場合は、環境へのダメージを増大させるだけでなく、野生動物を混乱させてしまう可能性があるため、可能であれば小さなグループに分けてください。野生動物とは適切な距離を保ち、お互い心地よい関係を維持することが大切です。

 速い動きと大きな音は動物にストレスを与えます。 静かに移動し、動物を追いかけたり、餌を与えたりすることは厳禁です。また、野生動物たちは厳しい環境に耐える能力をもち、その自然に適応しながら過酷な自然環境の中を生きています。人間たちが野生動物に触れたり、近づいたり、餌を与えたりすることで、その能力に影響を与えてしまうことがあることも覚えておきましょう。

 病気や怪我をしている動物は、とてもナーバスになっており、時として攻撃してくる可能性があります。また、善意のある人々によって触れられたり、保護されたりした若い動物たちは、親元や群れに戻れない原因となる可能性があります。野生動物たちは本来、自然の中で生きていくものです。病気や怪我で倒れている動物と遭遇することもあるでしょうが、自然の中での出来事については見守ることが原則です。このことは、彼らが生きていく自然環境そのものを守ることに繋がります。気になる場合は、傷病鳥獣の保護を行っている地元の事業所に連絡してみましょう。

 本当に思いやりのあるビジターは、遠くから野生生物を観察し、野生動物たちにストレスを与えず、自分たちの食べ物を安全に保管し、ゴミや食べ物のくずを動物から遠ざけます。 私たちビジターは彼らの家への訪問者であることを忘れぬように。

 動物たちが安心して自由に水源へアクセスできるように、私たちビジターが生活するテントサイトからスペースを確保する必要があります。テントサイトは水源から60m以上離れるのが理想的です。これにより、野生動物への影響を最小限に抑え、動物たちが貴重な飲料水にアクセスできるようになります。また、環境が汚染されたり、野生動物や水生生物に影響を与えたりしないように、身の回りの洗浄やし尿処理は慎重に行う必要があります。水源は他のビジターだけでなく、そこに生きる野生動物たちも利用しています。

Author: わ か

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