LNT原則1その行動食大丈夫ですか?

ハイキングの必携装備の一つといえば行動食。活動中のエネルギーを補給し、長い時間疲れずに行動するためにとても大切です。

日本のハイキングで長年選ばれてきた行動食の一つがキャンディです。日持ちがよく、糖質を簡単に取れることから、エネルギーとしては最適です。

でもちょっと待ってください。皆さんのキャンディの包装紙はどうしていますか?もちろん持ち帰っているという人がほとんどだと思いますが、間違って風で飛ばしてしまったり、ポケットに入れたつもりが不意に落としてしまったりした経験が絶対ないという人も少ないのではないでしょうか?

環境省富士五湖管理官事務所の富士山のゴミ収集活動の報告によると、登山道のゴミで一番多かったのが、実はキャンディの包装紙でした。富士山を登る人がわざとキャンディの包装紙をポイ捨てするとは思えませんので、間違って落としてしまった結果、最も多いゴミとなってしまったのでしょう。

LNTでは、ハイキングの行動食として、トレイルフードを推奨しています。トレイルフードは、1)ゴミが出ず、2)全ての栄養価を補給でき、3)暑さにも強いなどの特性があります。

一方キャンディは、包装紙をとって保管することができず、上述した通り、どうしてもゴミを山の中に持ち込みざるを得ない行動食です。また、溶けやすチョコレート、崩れやすいクッキーなども、同じように包装紙が必要な行動食です。キャンディではなくとも同じように、不意に落としてしまう可能性があります。

もし、LNT原則1事前の計画と準備で、これらの包装紙が必要な行動食を選択してしまったら、アウトドアでこれらの包装紙をゴミにせざるを得ません。一方、アウトドアに行く前に、包装紙の必要ない行動食を選択したら、どんなにエラーを起こしても包装紙ゴミのない環境がいつか訪れます。

以前、学校キャンプで、生徒に配布したキャンディの包装紙が落ちていたことで、教師にひどく怒られていた生徒たちを目撃しました。本当は、落とす気がなくて、間違って落としてしまった生徒よりも、キャンディを配った教師の問題ということに、これからのアウトドアも気づいてほしいですね。

Author: admin