日本セーフティパドリング協会と国内第一号となる指導者連携協定を締結しました
日本セーフティパドリング協会は、より多様化するパドリングスポーツの安全な普及を目指し、2022年3月9日の総会をもって、日本セーフティカヌーイング協会から改名し、新たな門出を迎えました。
その記念すべき総会にて、LNTJと、LNTトレーナーカリキュラムの一部を導入することにより、協会員がLNTをオフィシャルに指導、普及できる、「野外指導団体連携協定」を締結しました。
この制度は、各野外指導者団体が持つ既存のカリキュラムに、LNTに関するカリキュラムを4〜6時間追加することにより、それぞれの協会に所属するガイドやインストラクターがクライエントに対してLNTに基づいた環境配慮スキルをオフィシャルに指導できるようになるというものです。
さらに、既存の指導実習、フィールドワークなどのカリキュラムが、連携協定の規定を満たした場合、LNTトレーナーとして、LNTJに登録し、LNTJ会員のサービスを受け、個人、団体のブランディングとしてLNTを活用できます。
LNTJのゴールの一つに「すべての野外指導者にLNTを」という目標があります。これはLNT-Japan独自もので、アメリカはもちろんのこと、他の国際ブランチ(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アイルランド)にはありません。なぜならば、LNTは野外指導者にとって当たり前のことで、すでにそのゴールを達成しているからです。
我が国は、古来より自然に親しみならが野外活動を楽しんできましたし、またその指導者も環境への意識の高い方ばかりです。だからこそLNTへのニーズがこれほどまでに高いのだと思います。一方で、LNTコースを通じてつくづく思うことは、環境への意識の高さとは反対に、こらまで良いと信じて言いたことが、客観手に考えると、環境に大きなインパクトを与えていたということです。
この制度を通じて、より多くの野外指導者の方が、より安価で、効率的にLNTを学習し、もう一つのLNTの目標である「アウトドアを楽しむすべての人がLNTを行動に」を達成することを期待します。
また、こらまで、団体内、地域内、国内の環境保全に関する共通言語を、LNTの体系とすり合わせることにより、世界のアウトドアを楽しむ人々との共通言語になることを夢に見ます。